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地吹雪の中の夕暮れ
以前、志賀高原の発哺(ほっぽ)に修学旅行指導の応援に行った時のこと。朝方早く着いたので入口の駐車場で仮眠をしていたら、いきなり「ドドドドドドッ」の音と共に車が揺れだした。はては地震かとドアを開け外に出ようとした途端、突風が車内に吹き込みアッと言う間に真っ白な世界。ドアを閉めようにも閉まらない。原因は強烈な地吹雪だったのでした。
その日の生徒は福岡からの修学旅行生で初心者が殆どだった。午前中は用具に慣れるために片足歩行や片足滑走の練習。午後は昼食の都合で1時半から始まった。志賀高原の東向き斜面は夕暮れが早い。午後2時を過ぎる頃から一気に気温が下がり始める。そんな中、直滑降しながらのジャンプを練習している時、着地する度に変な掛け声をする子がいた。「エズイ、エズイ」。そのたびに周りから笑い声とも呻き声ともつかない変な声が漏れてくる。掛け声ならジャンプする時の方が力が入るだろうと言うと、「怖い、と言っているんですよ」と付き添いの教員が教えてくれた。思わず声を出して笑ってしまったが、生徒達は変な顔をしている。「笑ったら不味い場面だったのでしょうか」と教員に確かめると「あれで精一杯笑ってるんですよ」との答え。あまりの寒さで顔が強張り笑い声にならないのだった。スキースクールが午後のレッスンを12時から始める理由に納得した出来事でした。
地元の中学生の課外授業で、初めて白馬登山に引率した先生が体験した出来事。
登山も終わりに近づいた頃、急な岩場になったとたんに生徒達が「こわい、こわい」という声を連発しはじめた。きっとこの場所にはヘビかなんかがよく出るので怖がっているんだろうと思い「先生がついているから大丈夫だからな、みんな頑張れよ」と励ましながら登ったそうだ。しかし、この辺の方言で、疲れたり息苦しくなったりすると「こわい」と言う。「しんどい」の意味合いが強いかもしれない。この先生、大のヘビ嫌いで「あの時ほど怖かったことはなかった。あの後2回引率したが、ヘビなど居ないと判っていても、あの場所に差し掛かると何故か身体が強張ってしまった」と話してくれた。
地吹雪の中を子供達が通りすぎて行く
大きな笑い声に釣られて顔を見ると
長いまつ毛に真っ白な雪が凍り付いている
さすが雪国の子供達は頼もしい
(´・(ェ)・`)~~hutoi
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